2021/06/10
香水とラブドール Ⅶ 一生一世一回眸 LILY of the VALLEY
思い人を悩ませたければ、鈴蘭の花束を贈るといい。Penhaligon's Lily of the Valley,1976
ペンハリガンの顔とも言えるほどの名作、1976年から多くの人に愛されてきた。
リリーオブザバレー、直訳すれば「山谷に咲く百合の花」になるが、その正体は「鈴蘭」。
とは言え、「鈴蘭」という天然香料は存在しない。
天然の鈴蘭からは香料の抽出が出来ないとされているので、あくまでも「鈴蘭」をイメージした香り。
ウエディングブーケとして選ばれるこの鈴蘭だが、実は猛毒の持ち物で、果実を誤食して命を落とす子供も多く報道されているらしい。
「リリーオブザバレー」を題材にした香水は数多く存在するが、ペンハリガンの鈴蘭は他の香水がかすむほど優秀である。
優秀な作品を次々と創出するペンハリガンの看板に座して弱50年、いまだにそれを動かせるものは現れていない。
コメント
香水
ひさびさ(?)の香水の記事。
なかなか私はそこまで手が回りませんが、洗濯後の衣類の香りがドールからするのは好きです。
2021/06/11 18:32 by とも URL 編集
To とも様
結構頻繁に洗濯しているのですね?(笑)
自分はずぼらなのでなかなか着せ替えしません(;^_^A
洗剤はわざと香がないものを使っていますが、そうですね、あれでしょうね、
「洗濯物の匂い」=「家族の匂い」
という感情面のところもあるのではないでしょうかね(*'▽')
2021/06/11 21:34 by ドール好き調香師 URL 編集